setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言431 思い出の音楽映画④ 高校時代の映画と歌謡曲

 自分は、映画館で見た映画は少なかった。ビデオで見た映画も少ない。でもこのポスター展で考えることが多かったのは、音楽が主で映画自体は次だったのだ。高校時代にみた映画は若大将とキングギドラが登場する三大怪獣総攻撃だ。ゴジラモスラキングギドラが登場する。高校3年のとき正月に男2人、女性1人(日産チェリーの事務をしていたカヨちゃん)。2歳年上の彼女は着物姿で現れたので圧倒された。変則的なデートだけど、丸物の東宝で映画をみたあと、豊川稲荷に初詣に行った。

 映画は楽しみの主にはなっていなかった。高校時代は((仕方無しに勉強もしたが)バイトとパチンコが生活の幅を利かせていた。うるさいことは言われなかったゆるい時代だ。パチンコは左手で玉を入れながら右側のレバーで弾く。頭の上をパチンコ玉がガラガラと流れていく。とにかくうるさい。そしてタバコの煙が館内中に充満している。それらをぶっ飛ばす勢いで演歌を中心とした歌謡曲が大音量で流れていた。

 前置きが長くなったが、高校時代にパチンコ屋で流れていた歌謡曲に関する映画ポスターが何枚も展示されていた。球を弾きながら覚えた歌謡曲がこの展示会で映画と結びついた。佐々木氏には悪いが自分がポスターから思い出すのはいいかげんな世界だった。

 自分は子供だったが、歌っている彼女たちも若かった。この若い彼女が『15・16・17と、私の人生辛かった〜!』などとドスの利いた声で歌われると思わず聴いてしまった。藤圭子さんだ。娘さんは明るく高い声で世界的に人気になった。歌手は同じでも全く違う世界を歩んでいる母娘である。残念ながら彼女は10年前、62歳で亡くなっている。