setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言500 ごんか節③かんす

 

 ごんか節の中には、こんな歌詞がある。好きな言葉だ。

ねしまの かんすは すかたらん

めめずや がぁ ろも どもならん

はば どべや ぐうは おーじょこく

だだくさ すやくり ゃかんぜ

でも ほやもんでほやもんで

まっぴんぴんにごんかふきゃ

 

 昭和の世代なら分かるだろう。暑い夏、外の風を頼りに蚊帳の中に入って川の字になって寝る。蚊取り線香は昔からあったが、完璧ではない。耳元でブーンと唸る蚊がいると殺すまでは耐えられない。すかたらんは憎しみを込めた言葉だろう。

 エアコンや下水ができるまでは、当たり前に身近に蚊はいた。昭和に多かった蚊は、アカイエカだったと思う。藪蚊よりどんくさかった。手で捕まえることができた。子供は残酷だ。自分も多分にもれず、血をいっぱいに吸わせ飛べないようにしたり、大きな蚊を捕まえ、足や羽をむしった覚えがある。

 たった一行しか、説明できなかった。ごんか節から、瀬戸弁をもう少し考えたい。