setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言547 いよいよ師走

 12月になる。昔から師走は忙しい月だ。師まで走らないといけない。なにか忙しい月なのは確かだ。車がむやみに速いスピードで走る。そして道路が混む。

 自分が子供の頃(60年以上も前のこと)、買い物はツケ売りが多かった。ツケというのは、お店には帳面があり、それに記入してもらうだけで購入できた。年末になるとツケは精算しないといけない。お店は買った人からまとめてお金をもらう。信用払いなのだ。だから、師走はみんなが必死にお金を作らないといけない。

 このシステム、最近のホストと女性客の関係と同じ構造なんだろう。信頼がある状態では安定するが、そこに嘘が入るととんでもない関係になる。若い頃、スナックで『今日は金が無い』と言うと『次でいいわあ』になる。ちゃんと払わなければ次は飲ませてくれない。出世払いなどと言う言葉まであったのは昔のこと。店側、客側、互いに上手に利用していたのは確かだが、結局弱い側が負ける。

 話が違う方向になってしまったが、自分の子供の頃のツケで買うというのは、味噌や醤油・酒などを売っていた朝倉さんというたまり屋さんの記憶がある。同じ町内なので信頼関係がないと通用しない。みんな貧乏だった昭和30年代までの話だ。

 師走になると、医者も住職も教師も、みんな借金を払いに走り回るのだ。12月はドサクサで酒が飲めるぞ〜。酒が飲める飲めるぞ〜酒が飲めるぞ〜。