setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言267 統一地方選挙が

 民主主義ってなんだろう。選挙で多くの票を集めるとそれが絶対だと、最近の与党は主張する。これがはたして正しいのか?考えてしまう。

 自分が判断基準が無く投票していたからだ。自分が属していた職場や組合・住んでいた地域で判断していた気がしてしまう。本当にこれで自分の考えを反映していたのか。

 同じように考えて投票していた人は少なくないだろう。

 最近、ある立候補予定者に直接会えた。彼と会わないと彼の考えはわからなかっただろう。しかし、他の候補者には会っていない。  

 瀬戸市には多くの有権者がいる。自分を含めて。何を基準にして選んでいたのか、基準が曖昧になりつつある。選挙公報を呼んでもみな同じようなことをいっている。地方選挙では統一教会の協力を得ている候補者がいたことを去年学んだ。候補者のバックゾーンに何があるかは全く知らなかった。

 民主主義の世界では、候補者が何を考えているのか、どんな政策に同意しているか、わかるシステムができないと、本当の民主主義はできないと思う

 でも、自分なりに候補者に自分の考えを伝えたい。あと何回選挙できるのか。自分に許されるチャンスは少ない。少なくとも本当の政治家を選ばないと、政治を金儲けの手段とする政治屋には投票したくない

年寄りの戯言266 中馬街道を歩く会(その1)

 3月19日(日)朝から、品野で中馬街道を歩く会があり参加した。30人近くの参加者があった。皆さん本当に元気がいい。

 中馬街道は、名古屋と飯田を結ぶ江戸時代の物資の運送路だ。足助を通って飯田に上るコースも中馬街道として知られている。飯田街道とか信州街道と呼ばれる街道だ。2つの街道は稲武の奥で合流する。一人の馬子が2・3頭の馬を使って中継点まで運び、荷物を次の馬と馬子に託す。

 職場が品野にあったこともあり知人も多い。品野のバスセンターから名鉄バスに乗り、上品野まで向かう。祥雲寺が中馬街道のスタート地点となる。祥雲寺は、我が家の義父母の月命日に時々見える若い住職が副住職をしているお寺だ。彼は、宝泉寺で修業をしている身でもある。彼も今日は参加していた。

 中馬街道をもとに現在の国道363号線がつくられた。街道と名がつくと道幅が広いイメージを持ちがちだが、自動車のないころは馬一頭が通れればいい。だから山越えや尾根筋をたどる道が多い。

 祥雲寺で、若い副住職から祥雲寺について話を聞いた。江戸時代末期、品野で寺小屋がこの祥雲寺で行われ、明治に入り最初の学校が開かれたとのこと。その後、下品野に移転する。それまでは教育の重要なポストをこの祥雲寺が担っていた。

   尾根沿いの道(坂瀬の坂)をおりてくると上品野村里になる。重い荷物を背負い急坂を上り下りするため、馬が無理をして死ぬことも少なくない。上品野に下りてくると馬子たちがホッとする平坦な道になる。そして上品野、中品野、下品野と下っていく。馬は、途中馬子が中品野で休憩しても次の中継所までチャント勝手に行く。馬は賢い。馬頭観音が祀られるのは当たり前だろう。

 年寄りの自分にとって、上品野から下品野までのコースは平坦で歩くことができた。

 

年寄りの戯言265 親子二人三脚で頑張っていた

 3年前、我が家の建て替えの外構でお世話になった夢工房。家を建てる時、外構まで一緒に注文するととても高い結果になる。自分は、サーラ住宅で家をお願いし、外構は地元の業者に依頼した。それが尾張旭にある夢工房だ。

 初めはこの世界を知らないのでネットでいろいろ調べた。いくつもの外構業者があり、足を運んだ。最終的に自分の納得できる業者を2つに絞りこんだ。夢工房と最近増えてきた庭造さんだ。どちらも親切に対応してくれる。いろいろなことを教えてもらい、案を自分なりに検討した。外構業者にはそれぞれ得意分野がある。また、建材の契約業者もあり、予算も違ってくる。最終的に自分は夢工房を選択した。

 夢工房の社長は若く、仕事が楽しくてしょうがない雰囲気だ。パソコンを使いこなし、案を提示してくれる。自分の考えをその場で図にそして3D画像で提示してくれる。変更するとすぐ予算に反映される。

 若い彼は新しいことにチャレンジしている。楽しみだ。それができるのは、父親の協力が大きいのだろう。父親は息子に社長を譲ってはいるが、まだ一線で飛び回っている。電話を受け「すぐ行きます。」と返答しすぐ動いた。さらに驚かされたことは社長はカローラで、父親はCH-Rだった。窓を開けて、挨拶してくれた。自分より7歳も先輩だ。なんとかっこいい年寄りだろう。

 社長は35歳。共働きで3人の子どもたちの送り迎えも彼が活躍している。奥さんも仕事を楽しんでいる。食事作りも分担しているとのこと。新しい時代の理想的な家庭像だろう。

 魅力的な彼の背後では父親や母親が頑張っていることを忘れないで欲しい。

 ここでも若者が頑張っている。そして年寄りももっと頑張っている。

年寄りの戯言264 明日はユキヤナギが満開か?

 今日は、猫の餌を買いにカインズへ。久しぶりのカインズだ。エサも猫砂も高くなった。物価はどんどん高くなっている。

 守山のカインズに行く途中、森林公園の南門前、県の消防学校前を通る。森林公園南の駐車場には多くの梅が植えられている。それ以上に素晴らしいのはユキヤナギだ。道沿いに植えられている。まだだろうと思いこんでいた。何と一気に咲き始めているのだ。駐車場に車をとめ撮影に。

 紅梅(ここには何種類もある)と白いユキヤナギのコラボは素晴らしい。時間があればゆっくりと赤と白の花が同時に撮れたはず。近くには有名な桜もある。今日、名古屋の桜の開花が発表された。一週間もすれば満開になるのか?

 4月は花見で酒が飲めるぞ〜は、徐々に3月になりそうだ。お雛様、乗っ取られないように気をつけて欲しい。

 

年寄りの戯言263 煙突が、なぜここに?

 今日の探索の大発見。東本町2のの路地への入り口、google mapの衛星写真。長い影が見える。

 歩いていて偶然見つけた煙突。この煙突は昔からあったはず。なのに何度もここを歩いているのにこの煙突が目に入らなかった。正体を確かめたくて色々な人に尋ねても「えっつ?」という答えしか返ってこない。80代の方に聞いてもだ。煙突の存在すら知らない。

 写真の左側にバカ道路がある。自分が瀬戸に来た頃は、道路の中央に駐車場はなかった。ただの馬鹿広い道路だった。しかも北も南もどん詰まりの道路だ。

 調べるとここは、戦時下、防火帯として延焼しないために多くの家が立ち退いた部分だ。ひょっとかすると、この煙突は80年前に、延焼を逃防ぐために家を移転させた。その影響でやめた銭湯があったのかもしれない。しかし誰も覚えていないのが不思議だ。瀬戸では石炭窯が多くあったため煙突はどこにでもあった。それがため誰も気づいていなかったのかも。

 

年寄りの戯言262 元若者だった男が頑張っている

 瀬戸市を歩こうと、バカ道路の駐車場にとめ、まず瀬戸蔵へ。そろそろ窯巡りの情報でもないかと行ったのだが、なんとこのチラシが玄関においってあった。

 てりかけだ。3月初めに瀬戸市商工会で行った『せともん”ど、セレクション』でてりかけが金賞を受賞したのだ。瀬戸焼きそばをおさえて、いきなりトップに躍り出て金賞を受賞。瀬戸焼きそばは銀賞だった。このてりかけを出しているところが、『ほるもん屋鳥静』だ。

 このチラシを手にするとすぐ鳥静に行き注文した。

 チラシの一面が『てりかけ食べる?』の漫画になっている。作者は尾張旭出身の橋本智広氏だ。「中間管理録トネガワ」が代表作と知り調べたが、勝手なイメージで『カイジ』を描いた人だと勘違いした。カイジ福本伸行氏の作品で、その登場人物をもとに福本氏の協力を得て橋本氏が描き起こした作品なのだった。

 橋本氏が有名な漫画家と知り、『ほるもん屋鳥静」と、どこで接点があるのか面白そうだ。鳥静の主人にはなかなか会えない。彼は、大きなキッチンカーでいろいろなイベントに参加している。休み無しで働いている。今日16日木曜日は店が定休日なのだが、きっとどこかで働いているんだろう。無理だけはしないで欲しい。

 

 

岐阜県博物館と家康

 『天下人家康と美濃の諸将』と題した企画展が岐阜県博物館で開かれていて、まもなく終わる。19日までだ。なかなか行くことができなかった。やっと重い腰を上げて出かけた。

 岐阜県博物館は、百年公園内に関市につくられた博物館だ。調べると設計が日建設計とある。この設計会社の建物には、行くことが多く関心があった。でも今回、日建の設計した博物館に行って否定的になってしまったのが実情。日建は面白くこった設計をする。バブルが弾ける前に設計に入ったんだろう。お金はかかっているだろうが、こり過ぎてしまった。博物館としては複雑になりすぎている。また内容も多すぎる。何もかも入れ過ぎだ。

 こんどの企画展も無理がある。大人気のキムタクの信長の延長を狙ったんだろうか、または、大河ドラマの『どうする家康』を結びつけたかったのか、魅力が少し足りない気がする。

 企画展の会場にたどり着くまでに、常設展を見る。剥製もあれば化石もある。特に剥製は、生き物としての生命力が全く無くなってしまっている。剥製の宿命だが死んだものだ。ひと昔前なら、へえ〜と感心したんだろう。生き生きとした鳥たちをカメラで狙ってきた自分にとって剥製はあまりににも寂しく感じてしまった。