setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言464 瀬戸人と瀬戸弁 

 前の記事の『こんきぃ』は、豊橋の言葉で、疲れたことを昔はこんきぃこんきぃ、と言っていた。ほとんど自分は忘れていた。田原の友人に聞くと、豊橋に近い田原では使っている人もいたようだ。

 使う言葉も年寄りは方言丸出し、若くなると標準語に近づく。瀬戸でもさすがに瀬戸弁を平気で使う人は減った。名古屋の学校に通うとバカにされることが少なくなかったからだ。名古屋弁だってそう変わらない。瀬戸弁も流暢に使うと品があると、義母は話していた。名古屋弁だって同じだろうが、K市長の名古屋弁はお世辞にもキレイとは思えない。

 豊橋生まれの自分には、瀬戸に40年住んでも分からない瀬戸弁も多い。

ごがわく』『しゃしゃもなぁ』などは今でもどの場面で、どんな口調で言うのか分からない。妻に聞くと『ごがわく』はどうも、腹がたったときに独り言で声に出すようだ。だから瀬戸人が『ごがわく!』とつぶやいた時は近づかない方が正解だ。『しゃしゃもなあ』は、どうでもいいものやみっともないことを表すようだ。

 我が家は義父母ともに瀬戸のど真ん中で育ってきた。瀬戸弁は当たり前の生活だった。今日は彼岸の入り。お墓に。すやくらんように草を抜き、きれいにした。どえりゃあ暑かった。でも暑さ寒さも彼岸までという。きっと少しは涼しくなるんだろう。