setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言528 土地の言葉

 町内で先輩と話していると面白いことがわかる。集団就職で瀬戸に来た女性から、瀬戸に来て苦労したことは、言葉の使い方だ。瀬戸の工場の上司から何時も自分たちが叱られているんじゃないかとビクビクしていたという。時間が経つと誤解だと理解したが、言葉がキツイ。短い単語で『えかっ!』とビシッとくる。


 瀬戸は職人文化が中心。長々と喋らない。見て覚えろという雰囲気がある。10代後半の娘さんたちにはキツく感じられたんだろう。  

 反対に、瀬戸から名古屋に就職された方は、瀬戸弁で苦労するそうだ。名古屋弁と殆ど変わらない言葉なんだが、語尾がややキツイのだ。そのため自然と会話を避けてしまったと話してくれた。


 瀬戸にはもう独特な瀬戸弁を使う人は少なくなった。地域内で通じた特殊な言葉は殆どなくなった。自分が興味のあるごんか節も調べないと理解できない言葉が殆どだ。瀬戸に住んで45年、分からないことがまだ多いが調べてみる価値はありそうだ。