setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

年寄りの戯言534 ちゃちゃっと

 瀬戸で生活する時間が増えるにつれ、言葉があいまいになる。瀬戸に来たころ自分には不明な瀬戸弁があった。丁寧語で『いりゃ~す』普通は『いりゃ~』だ。初めの頃は『こりゃ~』と思い使っていた。でも『い』なのである。普段は『いりゃ~!』と言って招くのだ。こっちへおいでの意味なのだ。強く『いりゃーっ!』というと、「こっちへ来い」なのだ。

 瀬戸に住んで45年、日常で使っていると違和感を感じない。瀬戸弁を意識的に考え始めたこともあり、妻の言葉の中に《うっん?》と思うことがある。その時に聞かないと自分も忘れてしまうのですぐ質問。

 今日引っかかった言葉が「『チャッと』やらんといかんがん。」なのだ。『さっと(早く・速く)』という意味だ。自分のテンポで動いていると、『チャッとやって』と言われる。

 ところがその後『チャチャッと』とちゃの部分を繰り返したのである。しかも『チャッと』と言うより短く発音する。大急ぎにやらないといけないのかと聞くと、何やら違うのだ。どうも簡単にとか適当にとかの意味が入ってくる。

 『チャッと』は単純に時間、『チャチャッと』は時間の意味もあるがその上に適当さが加わるのだ。ただし『チャチャチャと』のように3回はないようだ。

 『さっと』が標準語だろう。同じように『ささっと』があるがこれは時間的に強調している。瀬戸弁は違った進化をしているようだ。