今日、公民館で80代の女性と話す機会があった。昨日オジャメは瀬戸弁辞典ではお手玉だ。だが今日はお手玉ではなくオハジキだと言われた。オジャミとも言ったかもしれない。ヨラメという言葉は使っていないとのこと。
オハジキの瀬戸での呼び方を町内で聞いたことに始まった『ヨラメ』の疑問。瀬戸弁、狭い地域内でも呼び方が違うのか。
町内でオハジキについて高齢の男性陣にも聞いた。当然知らない。子供の頃は、女の子の遊び、男の子の遊びははっきりと分かれていた。女の子の遊びをしていると、『あいつ女の遊びをしている』とハバにされる。男の子は男の子だけの遊びをしないといけないのだ。
今年71になる自分の子供時代は、ドッヂボールが入ってきて男女一緒に遊ぶこと遊びも出てきた。それも学校だけのこと。下校後は女の子の遊びなんかしていると、相手をしてもらえなくなる。下校後の遊びは男同士の真剣勝負なのだ。めんこもビー玉も駄菓子屋さんに五円玉を持って買いに行ったものだ。負ければ『はいそれま~で~よ~』となる。
負けると取られる。強い奴はみんなの持っているものを取り上げていく。だいたい勝つ奴は決まっている。現代では問題になるだろうが、悔しさが強くなるためのバネになっていた。中学に進学するころ、油紙に包んで床下や庭に埋めた奴も少なくない。
オハジキの呼び方だけで未だに悩んでいると、昔の昭和のわんぱく坊主たちに、女々しい(今は差別用語になっているだろうが)と馬鹿にされそうだ。