『みよしと戦争』展を観て、常設展を観た。他の資料館と同じように大半は古代からの遺跡を中心にみよしを紹介している。どうも順路を逆行したようだ。現代から、過去に向かって展示物が並んでいる。自分には好都合だ。興味は昭和だったからだ。
まず、パソコン、ダブルラジカセ、ワープロ、ファミコンなどがある。今までの民俗資料館には展示されていないものだ。うれしかった。かつては自分が所有したものもあった。
パソコンは富士通FMVデスクトップだった。パソコンはシャープ派だったのでMZやX-1を購入しベーシック言語やマシン言語をちょっぴり学んだが、すぐあきらめた。NECのPC-98でソフトを購入した方が楽だということが分かった。
写真のワープロ(当時は日本語ワードプロセッサー)はSHARPの書院だ。ラップトップ型で画面も白黒だ。白い画面に黒い字が浮かび上がるが、ポイントが荒く、表示される字数も少ない。印字はテープ式の熱転写でランニングコストも高かった。当時は重たいのを我慢して自慢気に持ち歩いた。値段が高かったが自分も若かった、覚える気力がまだ十分あった。
ラジカセもCD化され、レンタルで借りて来たCDをカセットテープにダビングした。ハイポジションとかクロムテープとか、もう昔の話だ。ファミコンは買わなかったが、スーパーファミコンは子供のために購入した。実は自分がやりたかったのだ。マリオとかドンキーコングとかこっそりと遊んだ。
みよしの資料館は建物は古い、しかし他に比べ新しいものがあった。自分の若いころの文化が歴史民俗資料館に加わってきた。自分もいよいよ年寄りなのか。でも、懐かしい。