setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

中馬街道の歴史を歩く会 その2 秘密の通路

 深川神社、瀬戸村の鎮守の神社。村人が集まる場所だった。特別に宝物殿にも入り、重要文化財に指定されている加藤藤四郎景正(陶祖)作の陶製の狛犬を見た。その横には釣鐘が置いてある。お寺?いやここは神社だ。説明では神仏混淆の関係だという。豊川稲荷も神社だがお寺なのだ。

 宝物殿の手前の狭い道を進むと地下のような通路を通ると、深川神社の裏に出る。何度も来ているのに知らなかった。今日最大の驚きだった。

 たった数10mほどの通路だが、賑わいのある境内から、誰もいないような静かな場所に続いていた。

  二の鳥居をくぐると、正面に拝殿がある。左手に受付があり、建物沿いに奥へ入る。右手が先ほど行った宝物殿。左に曲がった。狭い道をくぐりながら進む。木のトンネルになっている。

 木のトンネルを抜けると、市杵島を神社があった。鳥居の奥が深川神社になる。この神社は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祀っている。商売の神様だ。別名弁財天とも呼ばれている。そういえば、品野にある品野台小学校のすぐ西側にも弁財天が丘の上に祀られていた。中品野の人は通称『ビザーテン』と言っていたことを思い出した。

 瀬戸の景気が悪いのは、ここ市杵島神社を訪れる人がいなくなったためだ。この日30人近くの参拝客にさぞ驚かれたことだろう。

 帰りに宮川の駐車場は車でいっぱいだった。末広商店街は、お客さんが多く集まっていた。市杵島神社参拝効果があったのかも。