setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

岐阜市歴史博物館で

 ここの資料館の一番の大きなことは、触れさせること、そして道具を使ってもらうこと。実際に体験できることで昭和を考えさせている。井戸水を汲むのに手動式のポンプがあり、子どもたちが使っているのだ。そして当時は子供が手伝わなければならないことが当たり前だったことを教えている。

 さらに井戸水の水温が夏冷たく、冬は温かい、そのことを感じてもらうように工夫している。この日は小学生が着物袴姿の女教師による昔の授業を受けていた。黒板や白墨(チョーク)や石板、旧式のオルガン。その横には煙突のついた薪ストーブ。しかも丁寧にアルマイトの弁当箱に日の丸弁当(当然中身は偽物だが)が用意されていて、薪ストーブで温めたと話されていた。岐阜は寒いのだ。

 昭和を体感させること、博物館の方々はもう何年もやっているよと自慢げに話していた。素晴らしい取り組みだ。