自分の周りに免許返納をした人がいる。返納して何が良くなったのか。自分が想像するに、普通自動車に乗っていた人には、とんとん(ほぼ同じ)なのか。軽自動車だと返納してもあまりお得感はない。
免許返納することを考える時にまず考えること。生活が楽になるかどうか。それは経済的なこともあるが、自分の身体が少しでも楽に生活できるかになるかが大きい。医者や役場・買い物をしに行くとすると、歩き・自転車やタクシー・コミュニティバスになる。
瀬戸の西部を通っているコミュニティバスは、陶生病院や水野方面には行くことができる。しかし市役所や瀬戸の宮前方面、瀬戸の南部には行けない。先日、免許返納をした町内の老人がコミュニティバスで陶生病院へ行ったが、帰りのバスと時間が合わなかったため、歩いて帰ってきたという。使い勝手が非常に悪いようだ。
免許返納を考えている老人は増えている。しかし、返納して行動が制限されてしまうと自家用車を手放すことができない。歩くことが辛くても自動車なら動ける人も多い。身体が不自由になると移動手段としては自家用車が楽だと自分も感じるようになったのは確かだ。この部分が解消することが返納を促す大きな役割を果たすのではないだろうか。他の市町村のように、ある程度タクシーや名鉄電車などの利用への補助が必要ではないだろうか。瀬戸市は意外に冷たい気がする。