1970年頃の地図だ。歩いたコースが薄い茶色。今はマンションや住宅地になっている元製陶会社の間を抜け山手町の斜面を上る。90歳の長老も休みながらも一行についていく。すごいの一言。A氏は自分よりだいぶ高齢のはずだと思うが先頭になって歩いていく。


丘の上から東の展望が開ける場所がある。マンションの間から猿投山が見える。A氏は左手の木の向こうが戸越峠になると言う。「お正月になると猿投山から、春分の日には戸越峠からお日様が顔を出す。」地域の人にはここでお日様を迎える人もいるそうだ。
尾根を北上しケアプラザの東側の兵を見ながら住宅地に入る。この住宅地はできてまだ30年くらいだろう。その西側にできたやまて坂の戸建ての住宅地と同じころにつくられた。それまではここは山の中、ケアプラザとともに敷地は元瀬戸少年院の土地だったようだ。ケアプラザの東側を周り正門で止まる。
A氏は「少年院の敷地はとても広く、昭和60年の施設の建て替え時に東側の敷地を手放し山は削られその土で赤池を埋めた。」と言う。池の南側のを削って平成5年(1993年)にケアプラザ瀬戸が開設された。その後東側の削られた山は住宅地(やまて坂フレッシュタウン)になった。