『お蔵出し展』を見にトヨタ博物館へ。
常設展で気になった車があった。戦中・戦後作られていたんだろう、オート三輪(三輪自動車)が展示されている。大阪の発動機メーカーが昭和5年に発売した『ダイハツ号』だ。戦後は復興のために走り回ったんだろう。
ダイハツミゼットもあった。昭和32年に発売が開始されたころは、オート三輪から自動車に変わったばかりで、一人乗り、ドアもなく、ライトもまだ一つ目だ。長さが2540mm、幅は1200mmしかない。モデルチェンジして二つ目になり、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』で再び有名になった。
昭和30年代は、軽自動車の免許はなんと高校生でも取得できた。中学校を卒業して就職する子も少なくない時代だ。免許取得を禁止する高校も多くあったが、こっそり取得する子もいた。
ダイハツミゼットはマツダのK360 とともに日本の経済復興を支えてきた。このK360の写真は、北名古屋の昭和日常博物館で撮影したものだ。