陶祖祭が、20・21日に行われる。瀬戸で就職してすぐ盛大な祭りがあった。何のお祭りなのとわけわからないままむかえた。その頃は、当然、土曜日も仕事だった。夕方帰宅すると街の中が大騒ぎしていた。
新人の頃はバカ道路近くに住んでいた。仕事になれず疲れてはいたが、雰囲気に誘われて行った。広い広い道路(当時は駐車場として整備されていなかった)は屋台でイッパイ。人の波。おまけに道路の東側に大きなテントが貼られてお化け屋敷が興行されていた。
このお祭り、実をいうと名前が何年も曖昧のまま過ごしていた。今も調べないと確定できない。まず藤四郎まつり?陶祖まつり?で迷い、『とう』という音で迷う。何年かしてやっとわかってきたが、加藤四郎左衛門景正(かとうしろうざえもんかげまさ)なる人物が瀬戸の陶器づくりの祖ということで、陶祖を祭る。景正の通称が藤四郎。まつりも漢字(祭り)なのか漢字でも『り』が付くのか、『まつり』とすべて平仮名なのかも曖昧になる。
正式には『せと陶祖まつり』というようだ。今年は2週間後の20・21日。第63回になる。