安城市博物館の特別展『ごろごろまるまるネコづくし』だ。自分は変なところが気になってしまう。いろはにほだ。ネコに関わる絵や浮世絵(版画)などの展示物がテーマごとに『い』から始まって『す』で終わるようにまとめている。
自分にとって『いろは』は、豊橋市立旭小学校のクラス名だった。60年前に卒業した小学校だ。いろはにほへとちりぬるをわかまでは分かるが、続きが出てこない。2つ下の妻は最後まで言える。さらにこれは和歌なのよと教えてくれる。自分は『は組』で卒業したが、『あいうえお、かき・・』で育った。戦後教育なのだ。
いろはにほへと(色は匂へど)
ちりぬるを(散りぬるを)
わかよたれそ(我が世誰ぞ)
つねならむ(常ならむ)
うゐのおくやま(有為の奥山)
けふこえて(今日超えて)
あさきゆめみし(浅き夢見じ)
ゑひもせす(酔いもせず)
猫のおかげで分かったことは、70過ぎても知らないことばかりということ。