setokouchanの日記

とうとう72歳、今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記&記録として毎日記事を書いています。

PHEV 師勝へ 昭和の学校②身体計測

 北名古屋市日常博物館の企画展『なつかしの学校イベント』に行ってきた。

 学校行事の始めは入学式だ。机と椅子が置いてある。木で作られている。こんなに重たそうだったんだとあらためて思わされた。だって自分が小学校時代は常に前から3番目とチビだったのだ。掃除で運ぶのが大変だった。瀬戸には机をづ(ず)るという言葉がある。小さな子供にとって椅子が乗った木の机を運ぶのは大変だったからできた言葉だろう。

 身体測定のコーナーでは昔の体重計が置いてあった。そして昭和13年・35年そして現代の子供の平均身長・体重を比較し、表とグラフにまとめられていた。

 1年生男児の身長は108.3㎝→111.7㎝→116.7㎝に、6年生男児の身長が133.0㎝→136.2㎝→146.0㎝に133.0cm→136.2cm→146.0cmになる。1年男児の体重が18.5㎏→19.1㎏→21.4㎏。6年男児は29.2㎏→30.7㎏→39.6㎏だった。約90年間で1年生の身長は8.4㎝、体重が2.9㎏、6年生では身長が13cm、体重が10.4㎏も増加している

 すぐ横に昔のランドセルと教科書が展示してある。教科書は今と比べるとサイズだけでなく厚さもはるかに小さい。昔は身体が小さかったが持ち物も小さく軽かった。現代の子のほうが大変なんだろう。中学に入学した60年前の自分は、大きな手提げかばんと学生服が歩いていると言われるぐらい小さかったため、いつも劣等感を持っていた。平均に近づき始めたのは中3になってからだ。昔は背の順に並んでいたのが少しずつ後ろに行ける楽しみがあった。

 現代っ子は実に背の高い子が増え鼻たれ小僧はいなくなり、そして顔が小さくハンサムな子が増えた。