setokouchanの日記

とうとう72歳、今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記&記録として毎日記事を書いています。

企画展『戦時下の一宮』①

 先日、一宮市博物館で『戦時下の一宮』という企画展が開催され早速行ってきた。

 展示の最初にあった絵だ。

 何を意味しているのかが不明だった。確かに下には戦時中を表す絵がケースに入って展示されていた。当時の国民学校で使われた図工の教科書が展示されている。表紙には文部省の文字が。

 戦争を直接感じていない中で生まれ育った自分には「ああ戦争なんだ」としか感じなかった。右手通路の壁面には図工の教科書のページの一枚一枚が掲示されている。

 絵や図形の基本を教えるための図工の教科書のページ。ところどころに子供たちの姿を描いた絵もある。自分は戦争のことを知りたたくてここ一宮市博物館の企画展に来た。いろいろな戦争展に行くと怖さや悲惨さが強調されていることが多いが、ここは少しイメージが違っていた。何を意図しているんだろうと思いながら行ったり来たりした。そして女の子のお辞儀する絵がケースの上に向かい合うように貼られていた。なぜお辞儀をしているのか、何にお辞儀をしているのか、理由を考えつつ展示をみた。

 一宮市博物館の展示は違う角度から戦争に視点を当てているんだろう。戦争について考える素晴らしい企画だった。

この企画展『戦時下の一宮』は、一宮市博物館で8月18日まで行われている。