setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

㉒台風

 子供の頃の思い出に台風がある。テレビがないときはラジオで台風のニュースを聞き、豊橋がコースに入ると、父親が戸板でガラス窓をくぎでとめる。玄関もガラスがはまっているので打ち付ける。当時のガラスは貧弱だった。
 テレビが登場すると、屋根の上のテレビアンテナを降ろすことから始まる。父と兄の二人がかりだ。四方を針金で引っ張ってとめてある。それを外し降ろすのだ。
 停電は当たり前。どういうわけか夜中に上陸してくる。ロウソクと懐中電灯がないとえらいことになる。雨漏り用にバケツがいる。台風は当時の一大行事だった。

 伊勢湾台風室戸台風、15号台風などなど元気な台風が多かった。決まって次の日は快晴。台風一過だ。
 
 台風は、今よりも脅威的だった。
 でも、今は普通の低気圧が危険になった。毎日、災害のニュースが流れる。わがままな人間たちに地球が仕返しをしている。