setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

㉕怖い話part2

 暑い日が続くと、どうしても怖い話を聞きたくなる。自分もこの時期AmazonPrimeでホラーをみる。邦画は駄目だ。あまりにもお化け屋敷の延長線上にあるからだ。

 本当にあったのかなかったのか今では分からないが、新聞に載っていた話がある。
 自分が就職したころに結構有名な東愛知新聞という地方紙が載せた記事だ。場所は森林公園の馬場前。乗馬クラブの大学生たちが、練習を終え帰ろうとした時、電話ボックス近くの路上に倒れているお婆さんを発見した。助けに行くと消えてしまう。同じ様なことが何度かあったため、明るいうちに周りを調べたところ、白骨が見つかった。すぐ警察に。身元はすぐに分かり、今で言う痴呆の人で行方が分からなくなっていた。
 大学生たちは、発見者なので気の毒に思いお通夜に行った。遺影を見て・・・
 突っ込みどころが多いよくある幽霊話だ。でも自分もよく知っている場所で、そのことが新聞の記事になった。

 その新聞社はもう無くなってしまった。この新聞社は、尾張の東部地域のことをよく調べ記事にした。豊橋で生まれた自分はとても良い勉強をさせてもらった。もう無いのが残念だ。

 地名が変わったり、地方の話したがりやがいなくなったりして、自分たちの住んでいる地域のことを知らない人が増えた。
 瀬戸市でも深川神社の鳥居の道路反対側にバカ道路と呼ばれる変な道路がある。幅が広いのである。それが100mほどで突き当りになる。自分が来た頃は、駐車場も公園も何もなかった。ただ、ただ、広いだけなのだ。せともの祭にはここに露店が出て、リンゴ飴を食べながら歩く子供たちがたくさんいた。お化け屋敷も来ていた。一年で陶祖祭とせともの祭の日だけ、人でごった返す。うなぎで有名な田代さんはバカ道路の北側(地下にないのに地下街と呼ばれる不思議な商店街)にある。自分は、バカ道路の南西にある魚六さんのうなぎが好きだ。

 昔は瀬戸も、月2回の給料日があり、この周辺は賑わった。景気の良かった時代があった。瀬戸は、瀬戸物の瀬戸なのだ。それも知らない人が増えている。