setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

93 言霊 その5

 建て替えで仮住まいをした。3、40年前はマンションだっだろうが、年並に勝てない建物は、自分同様歳をとる。仮住まいは1階だった。2階には中国の方がグループで住んで見えた。挨拶もしっかりしている。とても好印象だ。しかし、昔の建物なので声は聞こえてくる。若い方達だったので早口で声高に話される。言葉は全く分からない。

 妻が、ジェット・リーが好きで中国映画を字幕付きでみていることが多かった。DVDも揃えた。中国語の会話が日常的に聞こえていた。

 その頃、名古屋の瑞穂スタジアムに行った。その時、昼食で寄った中華料理屋でのことだ。店主や働いている人たちの会話が聞こえた。実に流暢な美しい言葉なのだ。帰り際、レジに来た方に思わず話しかけてしまった。感動したことを伝えたが、うまく伝わったかは分からない。

 元気よく喋っている中国語の会話は日本語とあまり変わらない。しかし、落ち着いて話されている言葉は素晴らしい。そして美しかった。

 

 最近の妻は、韓流ドラマを見ている。愛憎劇が多いため、言葉が汚い。多分、国の歴史が違って、常に侵略されていた背景があるからだろう。落ち着いた場面の会話は日本と変わらない。むしろ日本語より美しく喋っている場面も少なくない。しかし感情の起伏が大きく変わるドラマシーンが多いので損をしている。

 

 色々な国の方が増えた。日本人の会話は、他の国の人達にはどう聞こえているのだろう?