setokouchanの日記

とうとう71歳になりました。今住んでいる瀬戸市について、また生まれ故郷の豊橋について思ったことを文字や写真に。日記代わりに毎日記事を書いています。観音巡りはいつのまにかやめてしまいました。

⑪昭和の車(トヨタ博物館)

 北名古屋市の昭和日常博物館でカローラをはじめ何車種もの車を見てきた。もっと見ようと思うと、トヨタ博物館だ。最近は行っていない。PCが古くなり昔の写真もいつの間にか消えてしまった。改めて写真撮影に行った。

 まず驚いたのが1200円の入場料だ。高いと思っていたら、65歳以上の方は700円とある。ヤッタァ。反射的に、65歳以上ですと答えていた。歳をとったことで嬉しく感じたのは初めてだ。シルバー料金なるものがもっと増えると、笑顔の年寄りが多くなるのに。



 博物館前には、ボンネットバスが展示されている。長さが8mあまり前部にエンジン部分があるから、残り長く見積もっても7m、ここに何と定員51名だ。1963年製だから活躍したのは第1次ベビーブーム世代が通勤通学に使ったのだろう。ギュウギュウ詰めは当たり前の時代だ。

 自分は1952年生まれだ。当時の小学校の1クラスは50人もいた。大学に通学する名鉄特急パノラマカーは、通勤時間帯に乗るとむちゃくちゃ混んでいてカバンがとんでもないところへ行ってしまう。全く動けないのだ。その中にも猛者はいた。立ったまま寝ているのだ。つり革を持っていない。自然に任せ、他人に任せ高いびきの猛者を見ていると、駅について客が外に出ると面白いなと意地悪な考えを持ってしまう。しかし、車掌さんの声をちゃんと聞いていて目を覚ます。チェッと心の中で毒づいていたことを思い出す。

 バスを見ながら、当時の時代を思い出した。