猫は家につく。親しんできた家を離れ、アパートに引越したとたん、病におかされた。
すぐに獣医さんに。先生はとても真剣になって調べてくれた。首のコブの切除のため入院させた。合わせて細胞検査も。
数日入院。検査結果は悪性の腫瘍だった。ある程度予想はしていたがショックだった。退院後アパートに戻っても、食べることが好きだったノアが、食べようとしない。ノドの手術をしたのだから当たり前なのだが。
いろいろな獣医さんに出してもらったキャッフードを食べさせた。なかなか食べようとしない。無理やり口に入れることも何度もあった。
食べなければ当然痩せる。6kg以上あった体重は獣医さんへ行くたびに減っていく。ついに3kg台に。
それでも、毎日の散歩は欠かさない。ラムといっしょに公園の草を食べつつ新しい縄張りの確認だ。夕飯の片付けが終わると妻も出てきて歩く。別々に行動。15分程度の散歩だが、これで満足する。
闘病生活はまだまだ続く。