近くには何度も来てはいるものの、この道は一度も通ったことがない。道が狭いため車で入り込まない。歩きだったので周りをのんびりと見ながら東へ進む。
昔ながらの古い商店だった長屋が多くみられる。カーブする道沿いには京染・呉服『久屋』さんが土日だけだが営業されていた。明治大正とまだ着物が中心の時代、しかも瀬戸の中心街に近いこの店はきっと多くのお客さんでにぎわったんだろう。道路の反対側には手入れのされた津島さん(お天王さん)がある。その裏は広い駐車場になっていてその真ん中にお不動さんがある。
しかしこのお不動さん、あまり手入れはされていなかったのが残念だ。周りの広い駐車場、広い空地の中にチョコンとお不動さん。この広い場所に元は一体何があったのか、興味がある。
この狭い路地を進むと、西本町の通りに出る。この先には、地蔵坂と呼ばれた坂になる。