プラウディアという車名に覚えがある人は、かなりの三菱通だ。一宮の138タワーからの帰りに江南の三菱店に充電に寄った。店内をのぞくと、とんでもない車が展示されていた。
2004年製の三菱の車だ。トヨタのセンチュリーや日産シーマなどに対抗して三菱が造った最高高級セダンだ。しかし1年ほどで生産が中止されてしまった。2000年から1年だ。だがこの車は2004年製となっている。市販されず三菱の会社の公用車として造られたのだろう。
様々な不正事件を起こし三菱自動車が一気にコケてしまう時代だ。トヨタ日産についで３番めの販売力があったのが三流の会社になってしまった。技術部門や販売店は必死に支えた。アウトランダーPHEVやアイミーブEVなどの他社とは方向性の違う車を開発してきたが、たくさんあった車は廃止されてしまった。これもそんな一台だ。
今日話しを聞くと、西三菱系のディーラは旧車のレストアにも力を入れ始めているとのこと。それで自分の疑問が解けた。名古屋の太平通店にあったランサーのラリーアート、尾張旭のランサーエボワゴンや、エボの8や10などが置いてあった。みんな西日本系列の店だ。ただ問題はパーツがなく苦労して再生させているとのこと。
今日見たプラウディアは走行距離1万キロしか走っていない。お抱え運転手がお偉方を送り迎えに使われていたんだろう。テレビやオットマンまで装備されている。それが128万円だ。エンジンは3.5AとあるからV6、32バルブ240馬力だ。長さ５ｍ、幅1870mm。アメ車にも負けない。堂々とした車だ。
我がエクリプスクロスからいうと大先輩車だ。三菱の古い車を見つけたら写真に残そうと思う。
